あともう少し

(2022/10/01のメモより)

ドリルレースで安全弁と汽笛を挽いた。細い部分は四角ヤスリ、溝の部分は小さい目立ヤスリを使用した。ヤスリが滑ってしまうことが結構あったが、#6の平ヤスリで表面を均したらなんとか大丈夫だった。まぁ、楽しかったからいいのか…‥多分。

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エコーの安全弁座を取り付けたが、ハンダで留めたのはキサゲがしづらくて失敗だった。嫌気性接着剤でも良かったかもしれない。

というわけで、ここまでできました。道のりは長かったです。あとは逆になっている配線の修正……。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

反省を踏まえて……

(2022/09/19のメモより)

今回は制作記中心です。

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前回の反省を踏まえ、ドリルレースの予備の部材も用意した。

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煙室扉は2回目で成功、煙室前面のベースは一発で成功した。

煙室前面の部品たち。鼻の部分は真鍮釘から、ドリルレースで整形した。

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この後煙室扉をハンダで組み、キサゲをした。今回も組み立ての要領が悪く、ハンダが余計な所にも付いてしまったため、キサゲが大変だった。また、今回はキサゲ刷毛を使ったが、キサゲをどの方法でやるかには毎回悩まされる。

ボイラーに嵌め込んだ。すると、煙室前面のベースが若干偏心していることに気づいた。次回からはドリルレースではなく旋盤での作業も取り入れたい。

あとは安全弁・汽笛と配線の修正……。

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関係無い話になるが、先日、某オークションサイトで天賞堂のアーチバー台車(真鍮ムク車輪付き)が出ていた。私は、ダイカスト製のアーチバーも、真鍮ムクの車輪も好きだ。しかし、予算不足で見送った。いつか手に入れられたら、改めて紹介したい。

天賞堂のアーチバー台車はもう絶版だ。20歳ちょっとの人間が言う言葉ではないが、時代は変わったなぁ……。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

要領

(2022/09/18のメモより)

今日は煙室前面を製作しようとしたけれども、要領が悪すぎて駄目だった。まず、机上が整理されていなかったし、また、ドリルレースの際には予備の部材も用意しておくべきだった。旋盤の作業もあったが、セッティングに手こずって、満足いくものではなかった。

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イライラするけれども、原因は結局のところ自分自身の不甲斐なさです。はい……。でも、何かしらの道を極めるということは、自分の不甲斐なさを知り、それを一つ一つ乗り越えていくことなのかもしれない。何事も経験、経験……。

というわけで、宿題は机上の整理。頑張ります……。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

「こわいこと」との闘い

(2022/09/17のメモより)

最近は体調の良いタイミングを見つけて、そのときに模型制作を行うようにしている。そのおかげで、競作のBタンクはここまでできました。それにしても、ディテールが少なすぎるのが悩みだ。

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いや、悩みはディテールが少ないことではないのかもしれない。ディテールが少なくても、自分は案外は満足している。……厳密に言えば、「ディテールが少ないことを批判されること」が、こわい。

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……でも、批判されることが、自分が自分になるということなのであれば、それは仕方ない。下手なりに、矜持をもって制作に励みたい。

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追記:やはり、特にボイラー周りと煙突が寂しいなぁ……。次回作では化粧煙突にして、ボイラーバンドもちゃんと巻きたい。

(2022/09/19)

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

Bテンダーとか“かたち”とか

(2022/09/12のメモより)

Bテンダーを描きました。絵って難しい。あと、色々と考えを巡らし続けるよりも、一度模型なり絵なりのかたちにしてしまった方がずっとスッキリすることが分かった。

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言葉や絵、彫刻などといった“かたち”には、人の心をスッキリさせたり、落ち着かせたりするはたらきがあるような気がする。たとえば、今回のように自分の脳裏に姿が浮かんでいた汽車の絵を描いてスッキリするとか。

また、最近日記をまめに書くことも始めた。楽しかったことであれなんであれ、自分が感じていること・感じたことを紙に書いて、それに言葉という“かたち”を与えると、心が落ち着く。

心の中にモヤモヤを溜め込みすぎないためには、こういった日頃の積み重ねが重要なのかもしれない。ということで、私も日頃から模型製作なり何なりに励まねば。あぁ……。体調だったり、そもそも手を動かすことが苦手だったり、不安要素はあるけれども頑張りたい。

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競作の題材も来月中には完成できると思います。頑張らないと。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

模型をつくれなくなった日

(2022/08/20のメモより)

ここ一週間、手が全く動かない。原因はここ3年続いている慢性的な体調不良。昨日、主治医からは、「焦らないこと。あと、楽しい時間を増やすと良いですよ。」と言われた。

自分にとって、鉄道模型製作は正直修行のようでとても苦しい。それでも模型を作りたい動機は、私の欲しい模型車輌が既製品に無いからだ。しかし、少なくとも暫くは模型製作は不可能そうである。

Nゲージを買って、それを走らせて様子を見ようと思う。

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普段なら「3日ルール」と言って、欲しいものがあったら3日間考えた後に買うことにしている。しかし、今日は勢いに任せて買ってしまった。情緒不安定な中での買い物はよくない。反省している。買ったのは、追加のレールと貨車3輌。

手元にあった車輌でミキストを組んで、走らせた。

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しばらく列車が走っている様子に見入っていると、「米国型のモーガルに貨物列車を牽かせて走らせたいなぁ・・・」と、ふと思った。でも、既製品は無いので自分で作らなければだなぁ……。絵を描いて、気分を紛らわす。

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最初は意気消沈していたが、絵を描けるくらいには回復した。よかった・・・。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

板キットごっこ

宿題はいくつかあるのですが諸事情で進められず、別なものを作っていました。それがこちら。

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TT9のワ22000タイプです。本当は車体を完成させるところまで進めたかったのですが、カプラーの取り付けネジの位置が決まらず、ここで一旦保留。あたかも板キットのような状態となってしまいました。

板キットといえば、グリーンマックス(以下GM)のものがとても有名ですね。「創る楽しみいっぱい!」のキャッチフレーズでお馴染みのGM。私は昔のGMのカタログを持っておらず、GMをインターネットの情報から断片的にしか知らないのですが、その世界観は心惹かれるものがありますよね。

あの時代の鉄道模型シーンの高揚感は凄かったのではないかな?と推測しています。アニメや特撮、ボカロなどにも、そのコンテンツの「青春時代」があるらしいのですが、当時の鉄道模型シーンは、日本型鉄道模型の青春の一部だったのかもしれません。

また、「鉄道模型をプラスチックで作る」というのは今ではごく当たり前のものですが、それを最初を試みた方は相当の勇気があったのでは?とも思います。

脱線しました。話を板キットに戻しましょう。私は小学3年生のときにGMの板キットの存在を知り、それを買って組み立てを試みてみたのですが、結局失敗してしまいました(泣)。しかし、かつてそうだった私が今度は金属で、今度は板キットのようなもの自体を作ってしまったのは、色々奇遇なのかもしれません。

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続いて設計や工作技法など。車体の幅は、スケールよりも1mm詰めて設計しています。また、側板のドアが取り付けられる部分は、ドアよりも一回り小さい四角で切り取っています。

ドアのリブのデザインは単純なバッテンにしました。というのも、リブが横に2本だったり、Yを2つ上下逆さまに繋ぎ合わせたようなデザインだったりすると、どうしても国鉄っぽいニュアンスをまとってしまうような気がしましたので……。

リブの位置決めは、ドア本体に溝を掘ってそこに線材をはめ込むかたちで行いました。溝は最初に針でケガいてからPカッターで掘り、その後三角の精密ヤスリの先の方で削りました。ええと、フェルトペンを青ニスの代わりに使っています。

(実は、ドアを作っていたときはなんだかぼーっとしておりまして、ミスが多発しました。溝掘りは3枚失敗しています(泣)。)

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キサゲに関しては、最近キサゲ刷毛を封印しました。でも、ファイバーブラシも破片が怖いので、とりあえず今は紙ヤスリを使っています。技法がまだ固まっていないので詳細は割愛しますが、固まり次第書こうと思います。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。